成都の生活(食)

<飲食店>

      街中には数多くの飲食店が軒を並べています。四川料理は、高級レストランから大衆料理屋まで幅広く、日本人にも有名な麻婆豆腐、回鍋肉など本場の四川料理が食べられます。

      ローカルの麺屋も沢山あり各種の麺や抄手(成都ではワンタンのことを抄手と言います)を50g(一両)、100g(二両)、150g(三両)単位で注文でき、スープも紅湯(辛いスープ)、清湯(辛くないスープ)を選ぶことが可能です。スープのない麺(干拌麺や燃麺など)も一般的です。四川の麺と言えば日本では担担麺が有名ですが、担担麺を専門に食べられる麺屋は実はそう多くありません。街には至る所に火鍋の店があり夏でも賑わっています。なかには四川名物の変面ショーを見られる店舗もあります。



      四川料理は麻辣(マーラー)という唐辛子の辛さと山椒のしびれる味を兼ね備えた味が特徴です。辛いイメージの四川料理ですが、辛くない料理もたくさんあります。様々なスパイスや調味料の組み合わせにより複雑で深みのある味覚を楽しめます。広東料理など四川省以外の中華を出す店も多くあります。ちょっと小腹がすいたときに便利な「小吃」を販売している売店も数多くあります。



      日本料理のお店も多くあります。日系チェーン店では、とんかつ和幸、はま寿司(回転寿司)、すき家、吉野家、博多一幸舎(とんこつラーメン)、CoCo壱番屋(カレー)、牛角(焼肉)、しゃぶしゃぶ温野菜などがあります。日本人が経営する日本料理店や焼肉店もあります。種類は限られますが、新鮮な刺身を出すお店も増えてきました。客単価が1000元を超えるような高級日本料理店もあります。交流日本料理店は地元のお金持ちの中国人に人気です。日本人が比較的よく利用している日本料理店は、桐梓林の「大世界商業広場」界隈と春熙路界隈に多くあります。



ピザやパスタ、ステーキなどの西洋料理店、タイ料理店も多くあります。スターバックスやマクドナルドはもちろん、各国のファストフード店、カフェやスイーツ店も豊富にあります。