2016年度全国日本人交流会に参加しました。

 中国各地の日系商工団体・日本人会が年に一度、一堂に会して情報交換などを行う「2016年度全国日本人交流会」は2016年7月29日に北京市で開かれ、成都日本商工クラブも参加しました。

 交流会は本年で21回目。中国各地にある23の商工クラブや日本人会の代表と中国日本商会、日本商工会議所など合わせて約180人が出席しました。会議は二部構成で、第一部では駐中国日本大使館からの情勢報告、第二部では各地の商工会が現状報告をそれぞれ行いました。

 冒頭、横井裕駐中国日本国特命全権大使が、中国各地における邦人の活動に謝意を表し、大使館としても邦人や日系企業などの安全安心を守ることが第一であると強調しました。また、日中関係については肯定的な面を拡大することに努力しているとし、訪日観光客の増加やSNSの普及による相互理解の促進に期待を示しました。来年の日中国交正常化45周年を控えてますます文化や経済交流が重視されることもあり、各地でもそれぞれ中国側と交流を深めてほしいと呼びかけました。続いて大使館の政治部、経済部、広報文化部、領事部から、日中に関する各方面の現状についての報告や、情報発信などの取り組みが紹介されました。

 第二部では、瀋陽、北京、蘇州、武漢などの商工会が発表しました。現地の経済情勢や在留邦人の動向、教育環境の変化などについて、それぞれが抱える課題などとともに紹介しました。

 この後、大使公邸において懇親パーティーが開かれ、和やかな交流が行われました。