今月2日、小松道彦・在重慶日本国総領事が着任いたしましたところ、以下の通り挨拶文を掲載させていただきます。
皆様こんにちは。このたび在重慶日本国総領事を命ぜられ、9月2日に着任しました小松道彦と申します。
私はこれまで中国では北京及び広州にそれぞれ2回ずつ勤務し、約15年間仕事をしましたが、重慶は今回が初めての勤務となります。
重慶と聞いて一番先に頭をよぎったことは「辛い食べ物」です。重慶火鍋はもちろんですが、重慶の案内書を見ると「サラダも辛い」と書いてありました。実は私は辛いものが大の苦手で、目の前が真っ赤(真っ暗)になりました。
それはさておき、3千年の歴史を有する重慶は北京、天津、上海に次ぐ直轄市であり、内陸部における政治、経済、文化の中心で、地政学的にも極めて重要な都市であります。また、在重慶日本国総領事館は重慶市のみでなく、四川省、雲南省及び貴州省が管轄地域ですが、いずれも中国内陸部でめざましい経済発展をしている地域です。この可能性にあふれた地域で、中国の友人の皆様、在留邦人の皆様とともに仕事ができることを光栄に思っております。
総領事館の最も重要な仕事は、在留邦人の皆様が安心・安全に生活できるようご支援することです。また日中間の経済関係をより強化し、日中間の相互理解の促進を図ることです。そのために、領事サービスに力を入れ、日系企業をご支援し、日中間の各種交流に力を注ぐつもりです。
今年は日中国交正常化45周年、そして来年は日中平和友好条約締結40周年の記念すべき年です。当総領事館としましても、日中友好と日中間の戦略的互恵関係の発展のために努力する所存です。
皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
2017年9月
在重慶日本国総領事
小松 道彦