重慶果園港国家物流ハブ視察・重慶日本商工クラブ役員との交流

 

 3月11日、成都日本商工クラブ鈴木会長を団長とする役員・事務局一行が重慶市を訪問し、重慶果園港国家物流ハブの視察、重慶日本商工クラブ役員との交流会を行いました。(在重慶日本国総領事館の高田総領事並びに領事館職員の方々もご同行)

 

 <重慶果園港国家物流ハブの視察>

 

 当ハブは重慶両江新区の核心区域、長江北岸位置し、2019年9月10日に国家発展改革委員会、交通部の許可を得て設立され、2019年11月24日水運開放港の許可を得たものです。

 

 中国内陸型開放港、国際マルチ連結総合ハブ、大口商品取引センター、中星(重慶)戦略的互連互通物流モデル区、内陸自由貿易港核心区、陸海新通路、中欧班列(重慶)と長江黄金水道が同物流ハブに集まり、「一帯一路」、「長江経済帯」を建設する重要な拠点となる事を目指した「高速道路+通関保税施設装備の港湾+鉄道+近隣後背地に自動車工場」が目玉のプロジェクトです。

 

 物流ハブ概略:「両路果園港総合保税区」もあり、うち果園港片区の計画面積は0.78平方キロ。総合ビル、メインエリア、内エリア、モニタリングセンター、検査作業区、保税監督管理倉庫、検疫処理区及び隔離フェンスがあります。2023年1月12日、両路果園港総合保税区は正式に当局審査を通過しました。

区域内には主に国際物流の振り分け、保税サービス貿易、精密加工製造、保税研究開発、新型業態等の機能があります。

 

 <重慶日本商工クラブ役員との交流会>

 

 コロナ期間中の事業運営状況と各参加メンバーの自己紹介から始まり、商工クラブ会費設定の考え方、年間収支、懇親会などの運営ノウハウ(規模的には成都側が200名ほどの参加者=大規模実施、重慶側は100名以内の小規模開催である点)など、双方運営方法が異なる点を含め、多岐にわたるテーマの意見交換が出来ました。

 今後も意見交換を継続し、イベント企画なども協議・連絡して行く事に合意しました。

 

 <最後に>

 今回の重慶訪問はわずか半日でしたが、最近の重慶市における物流・交通インフラ整備状況について理解を深めることができました。同時に重慶日本商工クラブとの交流会も実現でき、重慶・成都の両商工クラブの相互理解、そして今後の協力体制を構築出来たことが大きな収穫となりました。

ご協力頂きました在重慶日本国総領事館の皆様、重慶日本商工クラブの皆様にこの場をお借りして、御礼申し上げます。