世界で最後の旅客を運ぶ現役の蒸気機関車 「嘉陽小火車」乗車体験 日帰り観光 24.10.26


 2024年10月25日(土)、成都日本商工クラブは「嘉陽小火車の乗車体験」の日帰り旅行を企画、催行致しました。今回の訪問先は「芭石鉄道」で、参加者は会員など、計11名となりました。

 

 当日朝、参加者の皆さんは大型バスで成都市内から楽山市へ向けて出発、途中休憩を入れながら約3時間を経て嘉陽小火車の乗車駅がある石渓鎮に到着しました。

 

 芭石鉄道は四川省の省都・成都から約195kmの楽山市犍為県の境内にあり、石渓鎮-芭溝鎮の間に運行するため、芭石鉄道と呼ばれています。 嘉陽石炭鉱に使用されているので、嘉陽小火車とも呼ばれています。この蒸気機関車は1958年、石家荘蒸気機関車工場に製造され、1959年石渓鎮から芭溝鎮まで19.84kmの区間に運行開始とりました。世界唯一運行中のナローガレージ路線のこの蒸気機関車は鉄軌の幅は762mm、標準軌の半分ぐらいなので、ミニSLとも呼ばれています。

 10時始発の蒸気機関車に乗り,片道約20kmの路線を,坂を上る為に,機関車の入替(スイッチバック)や,フォトポイントでの一時下車を行いながら,約70分の乗車でした.

 車窓からは,美しい山や田園の景色を見ながら,また,レールから伝わる振動,汽笛の音,真っ暗なトンネル,石炭の匂いを感じながら,昔ながらの蒸気機関車の旅行を楽しみました.

 

 芭溝鎮では,1950年代の建物が残されて,当時石炭産業で栄えた時代の生活を感じる事が出来,お昼は,昔ながらの美味しい郷土料理を堪能しました.

 

 帰りは,電動カートで世界三大恐竜博物館がある,自貢恐竜博物館へ通じるシダが多い茂った山道を下り,石渓鎮に戻りました.

 

 バスの中では,片道約3時間かかりましたが,道中はガイドさんから,楽しい説明もあり,あっという間に時間が過ぎて,成都に戻る事が出来ました.

 

 今回の日帰り旅行は成都日本商工クラブ鈴木会長が参加しました。今回、ご参加頂いた参加者の皆様に改めて御礼を申し上げます。