3月28日、晴天に恵まれ、穏やかな陽気の中、成都日本商工クラブの会員14名は、待ちに待った「閬中古城」日帰りツアーに出発しました。無事に閬中に到着し、一行はまず三国時代の文化の中心地である漢桓侯祠へと直行しました。ここは張飛を祀る祠堂です。張飛はかつて7年間にわたり閬中を守り、最終的にここで命を落とし埋葬されたことから、「頭は雲陽にあり、身は閬中にあり」という故事があります。祠堂は明・清時代の四合院建築群で、山門、敵万楼、大殿、墓亭を順に参観しました。大殿内の張飛の像は威厳に満ちており、墓亭の奥には張飛の実際の墓があり、古柏が青々と茂っていました。また、岳飛が書いた『出師表』などの貴重な碑文も鑑賞でき、三国時代の猛将の伝説的な生涯に思いを馳せることのできた場所でした。
漢桓侯祠の見学を終えた一行は、全国で最も保存状態の良い科挙試験場である四川貢院へと向かいました。明末清初の頃、閬中は四川の臨時省都であり、ここが四川郷試の主試験場でした。ここでは、龍門、号房、至公堂、明遠楼を巡りました。号房には受験生の試験用個室が復元されており、古代の科挙の厳しさをダイレクトに感じることができます。明遠楼は古くから試験監督の制高点であり、楼内には科挙の文化財展も開催されていました。「秀才が試験を受ける」というロールプレイの体験もあり、古代の学者の求学の道に触れ、科挙が中国社会の中で果たした奥深さを深く体感することができます。
四川貢院を出て数分歩くと、古城のまさに中心にある「中天楼」に到着しました。ここは古城の「風水第一楼」であり、「天心十道」の配置の中心でもあります。四つの門が四本のメインストリートに通じており、路地はこの楼を軸に碁盤状に広がっています。楼の高さは20.5メートル、3階建ての全木造で、反り上がった軒先が古風な趣を醸し出しています。頂上からは古城全体を360度見渡すことができ、青瓦が連なり、路地が縦横に走り、 遠くには嘉陵江が巡り、どこを撮っても絶景のパノラマが広がります。
正午、地元の特産グルメを味わった後は自由行動の時間でした。皆はそれぞれの興味に合わせて古城内をのんびりと散策し、この千年の古城が持つ独特の風情を深く堪能しました。最後に、たくさんの思い出を胸に、充実して忘れられない閬中古城の一日ツアーを終えました。
2026.04.01